それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで転職活動を
営業職として転職したいと考えている方であれば、どのくらいの規模の会社に入るかを考える必要があります。転職先として大別すると、会社の規模によって大手企業、中小零細企業、ベンチャー企業とおおよそ三つに分けることができます。
どこにいっても営業職として働くことができますが、それぞれのメリットとデメリットを考えることも重要です。
大手企業のメリット・デメリット
大手企業に入れば安定した仕事を続けることができます。顧客数も得意先も非常に多いため、仕事がなくて暇を持て余すということはないでしょう。さらに一定のマナーや交渉術が求められるため、営業職としての技術を磨くことができます。
新人を育てるカリキュラムも整っているため、未経験でも安心して働き始めることができるでしょう。一方で独特のローカルルールがあるのも大手企業の特徴でもあります。転職した場合にはその風土になれるのが難しいかもしれません。
また仕事が細分化されており、任される部分が少ないため中小零細企業やベンチャー企業と比べるとやりがいを感じにくいというデメリットもあります。
中小零細企業のメリット・デメリット
中小零細企業のメリットは何といっても経験が積めるという点でしょう。大手企業では任せてもらえないような仕事を担当することもあり、より知識と経験を豊富にすることができます。社員数が少ない分、よりアットホームな環境で仕事ができるかもしれません。
加えて経験を積んで実績を上げれば昇進もしやすく給料もアップしやすいでしょう。一方で仕事量が多くなったり、企業としての安定性に欠けていたりする可能性があります。
ベンチャー企業のメリット・デメリット
ベンチャー企業とは新技術や新しいサービスを提供する企業の事です。ベンチャー企業は広く受け入れられる商品を生み出せば一躍世界のトップ企業に躍り出ることができます。その営業となると重要なポジションを占めることがほとんどです。自分の決断で物事が進んでいくことが多く、やりがいを感じる人が多くいます。
実績によっては非常に高額の収入を得ることも可能です。一方で企業としての安定性には欠けます。福利厚生が整っていないことも多いので、働き始める前には注意が必要です。
こうした企業規模によるメリットやデメリットも転職サイトや転職エージェントであれば詳しく教えてくれます。これから転職しようと思っている方は、一度登録して情報を収集するところから始めましょう。