転職をするなら営業職と販売職、どちらにしますか?
営業職と販売職の違いとは
両者を比較するといくつかの類似点が見られます。どちらも商品やサービスを顧客に売る仕事内容という点です。自社商品のメリットをいかに的確に相手に伝え、実際に購入してもらう様に努力する事で、そのまま業績に直結していると言えます。その為に商品に関する専門的な知識を習得し、販売するためのコミュニケーション能力を高め、アフターケアなどにも十分に気を配る丁寧な接客術も発揮します。
共通点の多い職種ですが、この2つの業種には大きな違いがあります。それはお客の商品に対する関心度です。店員は基本的に来店したお客さんへの対応をベースにして接客をしていきます。お客さんは自分で来店し、商品を購入する目的をもって商品を選びます。つまり最初から商品への興味を持っているのです。ここが販売職の良い点です。人気のある商品ならば詳しい説明も要りませんし、売り込もうと必死になる必要もないでしょう。
ですが評判のない商品は、売り込み方を工夫しなければなりません。黙って待っているだけでは売れないというプレッシャーが出てきます。中には来店客が見もしない商品がありますから、そこに注目を集める努力がたいへんです。また来客全員に等しく接客をしなければなりません。つまり店員はお客を選べないのです。
営業では積極的に需要を作る努力が必要
一方営業職では自らお客さんを探し出して、商品を売りに行かなければなりません。つまり商品に対して関心がゼロの状態から始まる訳です。ここが最も辛い点です。一般的にテレアポや飛び込みを嫌がるものです。望んでいない来客に関わりたくないと嫌われるのも、営業職のルーチンワークかもしれません。ですからこの業職の場合は、相手に潜在的な需要を感じさせる努力が必要になります。その為には第一印象が大切で、相手に警戒心を持たせないノウハウを身に着け、性格的にも温厚さや親しみやすさも要求されるのです。
収入は基本給+歩合が基本
販売ノルマについてはどちらも同じ理解が必要です。
よく営業職には個人個人のノルマが与えられていて、それに乗じて給与が変わってきます。もし達成できなかった場合は何らかのペナルティを受ける事も一般的です。セールスイコール厳しいノルマと言うイメージがありますが、それは販売職でも同じです。全ての会社は売り上げを出さなければ収益が上がりません。この職種に転職を考えている方は、これらに関する詳しい理解をしておきましょう。
その為には専門の転職エージェントは有効で、情報収集から面接までサポートをしてくれますので利用する様におすすめします。