会社ごとに給与や福利厚生、賞与はまちまちである
会社ごとの給与システム
営業で転職する場合には、給料が理由であることも多くあります。自分のキャリアアップは給与が最も良い指標となります。そのため、年収がアップするような転職を多くの人が望んでいます。多くの企業は、社員の給料を決めるための給与規定を持っています。
その基準は各社でまちまちです。その会社の社風もありますし、業界の規模や企業そのものの規模によってもまったく違ってきます。ふつうは給与体系は公表されることはありませんが、転職エージェントには独自の情報を持っているところがあります。
良く話し合ってみましょう。また、近年では年功序列型ではなく実績評価型の給与システムを採用している会社もあります。今まで年功序列型の会社にいた人が、実績評価型の会社に移って、劇的に給与がアップすることもあります。企業がどのような給与体系なのか、しっかりエージェントに訊くようにしましょう。
福利厚生や諸手当
直接の収入ではなく、福利厚生や諸手当などで事実上の収入がアップすることもあります。大企業だけでなく中小の企業でも手当が厚いことから、給与以上の魅力を感じさせるところも多くあります。手当の代表が住宅手当や家賃補助などです。
住宅手当は企業によってまちまちで、体質の古い会社ほど残している傾向があります。たとえば毎月家賃補助が3万円出るとすると、年間で36万円の給料を受け取っていることとほぼ同じことになります。また、格安の独身寮があるところや、家族寮があるところなどもあります。
住宅手当は、結婚して引っ越しをしたり、子供が生まれたりするごとに増える傾向もあります。独身寮に住んで、結婚してから家族寮に住むというスタイルで生活することで、かなりの可処分所得を手に入れることができます。
賞与額
経営状態の良し悪しが最も表れるのが賞与額です。業績が好調な企業からは大きな賞与が出ますし、業績が悪化すると賞与額は減ります。元来、賞与にはそういった意味合いがあり、会社の成長期には多くの賞与を手にできますし、衰退期になると賞与は削られるのがふつうです。
転職にあたっては、その会社の将来性もしっかり見越したうえで考慮するようにしましょう。今はあまり結果が出ていない会社でも、自分のアイデアや営業によって業績がアップすることがあります。そういうチャレンジとして転職をすることも可能でしょう。
営業職の転職では、エージェントとそういう話し合いを持つ場を設けて、自分の未来像を描きながら会社選びをしていきましょう。
