反響営業の仕事内容から見るメリット・デメリット
お客の問い合わせに対応する営業スタイル
反響営業とは新聞のチラシやポスティングによる広告宣伝やダイレクトメールにTVショッピングといったセールス媒体を利用した営業方法を指します。最近ではネットを利用して、より広範囲に不特定多数の顧客を確保する事に成功しています。魅力的なコマーシャリングを発信する事で、店舗展開ではカバーできなかった新規開拓が実践できる点も大きなメリットです。
つまり宣伝広告に反応して興味を示し、アクセスをしてきた顧客だけに営業をかける方法で、プッシュ型営業での新規開拓を必要としないという特徴があります。これは企業にも大きなメリットがあります。営業マンの活動費用を節約できますし、宣伝方法を工夫する事で効果的に売り上げが伸ばせます。
しかし反響営業に慣れてしまった営業マンは、新規顧客開拓能力が成長しませんので、他社への転職時に苦労をする可能性もあるでしょう。この営業に慣れた営業マンが、飛び込み営業やテレアポを恐れてやりたがらないというアンケートも多数あるくらいです。
反響営業の仕事内容
そこで反響営業の方法を詳しく見てみますと、基本的には見込み客が向こうからアクセスを取ってきますので、営業マンは連絡待ちが基本姿勢になります。TVショッピングでは大規模なコールセンターを設置して、放送と同時に電話応対を始めますが、ネット市場やホームページ、関連サイトのコマーシャリングをメインとしている場合は、事務所にてメール待ち・コール待ちとなります。
そして直接注文を入れてくる顧客以外は、簡単な質問かパンフレット・資料の請求をしてきますので、その対応としてメールマガジンに登録して貰うとかアンケートに答えてプレゼントを贈るといった類のアプローチをかけ、次につなぐ事もします。できるだけ多くの見込み客を集めて、そこから本格的に営業活動を展開していくのです。
転職前に自分の能力を再チェックしましょう
そこで新たに反響営業の職場に転職をしようと考えている営業経験者は、まず営業スタイルの違いをしっかりと理解し、自分に合っているかを確かめる必要があります。一見楽な営業に見えますが、アクセスしてきたお客のニーズを更に引き出すスキルが求められます。
売り上げ率はよりシビアになりますし、薄利多売をしているところも多いために、大幅な売り上げアップが求められるとも言えます。また商品・サービスへの十分な理解も肝心です。これらの情報を集めるには、現場をよく知るプロのサポーターが有効です。転職エージェントの中からこの分野に詳しいサイトを探し、しっかりと利用するのは賢明だと言えるでしょう。