資格を取ってスキルアップを図る
簿記はスキルの底上げになる
営業職での転職に役立つ資格は幅広くあります。他業種への転職や、他の職種からの転職にあたって優遇される資格は数多くあり、仕事を変わろうと思って、もし時間があるならチャレンジするといいでしょう。営業職で優遇される資格の代表は簿記です。
簿記は、企業や会社の得た利益や、それを上げるために必要なコストを管理する会計のことで、持っていると有利です。モノやサービスを売って儲けるには、必ず数字はついてまわります。会計を理解したうえで行う仕事は、そうでない仕事と差がつきます。
相手先の会社の財務諸表の理解があると、なお役に立ちます。そのため、仕事を変わる際にはぜひ持っておきたいものです。学ぶことでスキル全体の底上げにもなります。転職活動でアピールできるのは日商簿記2級以上です。3級はかなり簡単で、まずそこから勉強を開始し、その後は参考書や問題集などを解きながら勉強してみましょう。
ファイナンシャルプランナーは資産運用のプロ
ファイナンシャルプランナーは、個人の資産の運用や資金計画のアドバイスを行うものです。特に金融業界や不動者業界で重宝されますが、そうでない職種でも持っていると有利です。
ファイナンシャルプランナーは、金融商品や株式、保険、不動産だけでなく、税金や年金などに対して幅広い知識があることをアピールできます。資産形成や資産の運用などに関してトータルにサポートできる専門家であると言えます。
海外志向の会社ではTOEIC
TOEICは、実用的な英語の能力を評価するための認定試験です。合格不合格という種類のものではなく、結果として出されるスコアをアピールするものです。スコアは10点から990点まであり、業界によっては重視されることがあります。
近年の日本の企業は海外志向が強く、商社や海運会社はもちろん、メーカーやサービス業でも海外に商品を展開したり、現地法人を持っていることがあります。また、海外との取引を積極的にしている会社は数多くあります。たとえ海外支店を持っていなくても、意外なところで英語力は必要となるため、アピールポイントとして絶好のものといえます。
今後の日本の会社は、規模が大きくなれば、ほぼ必ず海外が視野に入ってきます。もちろん、外資系では英語力は必須です。
営業職が取得しておくメリットは多いと言えるでしょう。どのような資格がどういった場面で役立つのか、また勉強の時間が取れるなら何を勉強しておくといいかなどを転職アドバイザーから聞いておくのもいいでしょう。