業界を知り、自分を売り込んでいこう
メーカーはどんなことをしているのか
営業の仕事にも、様々な種類があります。仕事の本質自体は変わりませんが、何をどこに対して売っていくのかによって、まったく異なる特徴も出てきます。
メーカーの営業では、その会社が製造している製品を売ることになります。そこでポイントになるのは、売れそうなものを扱うのではなく、すでに製造されている、製造するものを売るという点です。
商社であれば、どんなものを売るのかは、ある程度の選択ができます。だけどメーカーの場合は、それができないので、自社の製品に自信を持てなければ、長続きはしません。せっかく転職ができても、やる気が出なければどんな仕事も続きはしないからです。
まず何をすれば良いのか
自分の進むべき道、進みたい道が決まったら、次は情報収集です。よほど運が良かったり能力があったりしなければ、第一希望の会社でいきなり決まることはないからです。コネのようなものでもあれば話は別ですが、ひとまずないものとして考えてください。
まずは自分のモチベーションを維持できるところを選ぶこと、これが重要です。自社で生産している商品に興味があれば、それだけ働きがいも出てきます。メーカーだったら何でも良いという考えだと、長続きしないかもしれません。そしてその会社が求職者に対して求めているものについても考えていきましょう。
どうやって自分を売り込んでいくのか
客層が法人なのか個人なのかによって、求められるスキルは変わってきます。自分が商品に対してどのような理由で興味を持ち、それをどの客層に対してどう売っていくのかというビジョンを持っていれば、それはメーカー営業への転職活動において大きなアピールポイントになります。
ただやる気だけをアピールされても、採用担当者にとって、採用するメリットにはなりません。その会社の目的と合致しているのが一番ですが、やれることとやりたいことをしっかりと持っていることが、求められる人材の条件です。もちろんそれだけではなく、待遇面や将来性もチェックしていきましょう。仕事が楽しくても長続きできる環境でなければ、また転職することになってしまいます。
これからメーカー営業への転職を考えているなら、商品に興味があるのか、そこは良い会社なのか、将来的にも問題はないのかという点からチェックしていきましょう。幸いなことに、転職サイトなどを使えば、必要な情報はたくさん見つかります。もちろん口コミも含めて、独自のルートで情報を探すことも効果的ですが、専門家を頼れるのならどんどん活用していきましょう。それこそが、成功への近道です。
