営業職は転職してキャリアップが可能
営業でキャリアアップしやすい業種
大手の転職サイトが行ったアンケートによると、キャリアアップに成功しやすい業種として、メーカー、商社が挙げられています。
また、人材サービスやアウトソーシングなどでもキャリアアップしやすいという傾向があります。多くのメーカーや商社では、明確な給与規定が用意されており、勤続年数や年齢、役職などの条件から給与額が決定しているケースがほとんどです。
この給与に関する規定は企業規模や、業界でのシェアなどに左右されるものです。給与規定が水準の高い企業へ移ることができれば年収もアップするということになります。また、キャリアアップに成功しやすい職種として、エンジニア職とともに営業職が挙げられています。営業職はインセンティブなどを含めて実力や実績が収入につながりやすいという面があるためと考えられています。
異業種へのチャレンジに強い
営業職の強みとして、異業種へのキャリアチャンジで高い評価が受けられるケースが多いということです。コミュニケーション能力や、第一印象の力など、スキルや経験が活かされる職種であるため、客先との関係を維持・継続・発展させる仕事で大きな強みとなっていることがうかがえます。完全な未経験職種ではキャリアップは難しく、経験を活かした転職が前提です。
経験を活かしながら業務の幅を広げるというキャリアチェンジが有効ということになります。また、転職は回数が重要です。何度も職場を変えるのは有効ではありません。キャリアアップに成功した人のほとんどは、1回か2回です。
そのため、転職にあたっては、エージェントと相談しながら、じっくりと考えて行うべきと言えるでしょう。一時期のように、次々と職場を変えながら年収アップを目指すという時代ではなくなっています。
理由なく年収はアップしない
転職にあたって気を付けたいのは、必ずしも年収アップにはつながらないことがあるということです。給与が上がるには、それ相応の理由があります。
収入交渉において、希望を伝えたのに、提示されたものは期待よりも低かったというケースは非常に多くあります。
企業側も無理して高い年収を提示してまで採用しようということが少なくなっています。むやみな年収アップの要求は通りにくいと考えましょう。自分の年収が上がる理由を提示できるよう、エージェントなどと相談しながら準備を整えましょう。
日本は、バブル崩壊から失われた20年を経験し、上がるべき人が年収を上げるという世の中になっています。