営業職で転職でのキャリアアップを成功させるには
キャリアアップしやすい年齢
営業職が転職によって年収アップに成功しやすいのは、20代後半というアンケート結果が出ています。また、40代以上の管理職のキャリアチャンジも成功しやすいというデータがあります。年収アップを成功させるのは、営業職の場合は特に経験がものを言います。
20代後半になって着実にスキルを身に着けた人が、キャリアチェンジで収入を上げるというのが、転職で年収アップを図る王道と言えるでしょう。年収アップに成功した最も多い年齢は28歳で、次いで29歳、27歳となっており、この時期の転職の成功率は高いと言えるでしょう。
年収の平均アップ額をみると、25歳から29歳では平均アップ額は52万円で、30歳以上では58万円という結果が出ています。経験のある人が、それを活かして上手に転職していくというのが成功の秘訣と言えます。
キャリアアップしやすい業種
年収アップの平均金額で見てみると、専門商社が最もアップ率が高く、次いで人材サービス・アウトソーシング業界、金融、建築・不動産関連、総合商社となっています。
転職者が多いのはIT・通信関連職、メーカーが多くなっており、この業界では人の移動がかなりあることがうかがえます。また、年収アップに成功した人が最も多かったのはメーカーで、ついで専門商社、人材サービスとなっています。
メーカーや商社は明確な給与体系を持っていることがほとんどです。元の会社の給与体系よりも待遇のいい会社に移って結果的に年収がアップしたというケースが多いと考えられます。
年収を上げるために
営業職で年収アップ転職を成功させるには、給与規定が元の会社よりもいい会社にキャリアチャンジすることです。こうした情報はなかなか個人では手に入りにくい情報です。転職エージェントには、各社の給与規定に詳しいところがあるため、相談しながら決めていくといいでしょう。
また、給与アップに成功するのは、それまで勤めていた会社が年功序列型給与だったのが、実力主義の会社にキャリアチャンジした場合です。評価方式そのものが変わるために、年収アップに成功するというパターンです。実績を上げる人には給与も上げるというスタンスの企業は、実力のある人にとっては転職を成功させやすいと言えます。
必ずしも大手の方が給与がいいとも限りません。採用企業がどのような評価方式なのか、またどの程度自分が通用するのか、様々な情報をエージェントは持っています。うまく利用していくようにしましょう。